とくに訪問介護の現場においては、ヘルパーと利用者が「共依存」になりやすい条件が他の介護現場よりも多く、注意が必要だと言われています。
野本さんは、障害者は将来にたいする不安を多くかかえている関係上、人に依存する度合いも高く、とくにヘルパーに依存してくるようになると指摘。日ごろ障害者や生活困窮者の支援をおこなっている経験をもとにわかりやすく依存症を説明されました。
さらに野本さんは、依存がゆきすぎると人を攻撃したり、すべて人のせいにする傾向があることも紹介され、依存者にたいしては、あいまいな返事をしないで、はっきり意思表示することが必要であると強調。ヘルパーの原則に基づいた「線引き」が必要であると強調されました。
参加したヘルパーは、野本さんの講演に真剣に聞き入っていました。
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