15日は日本障害者協議会(JD)の連続講座の3回目がオンライオンでおこなわれ、わが事業所の管理者2人も参加しました。「真に介護の社会化を求めて」をテーマにパネルディスカッションがおこなわれました。
ご両親やヤングなど障害児者を介護するさまざまなケアラーの実態を3人のパネリストが報告。そのなかでも母親にその負担が重くのしかかっていることが示されました。最近は貧困の広がりから父親の稼ぎでは家計がまかなえず、共働きせざるを得ないことから、ヤングケアラーも増加傾向にあることが報告されました。その大きな要因として日本がジェンダー平等の遅れがあることが指摘されていました。
同時に現行の障害者総合支援法では、家族が介護することが基本とされており、障害児者の自律を阻害している実態が明らかになり、同法の改正とともに「ケアラー支援法」の制定も急務であることが実感できました。
最後にJD代表の藤井克徳さんがウクライナ情勢や優性保護法訴訟など最近の主要な内外情勢をどう見るかについて報告されました。